夜明けを待ちながら

自宅待機中

夜明けを待ちながら今日は蝋燭に火をともして

マッチが切れて
探すとこれがなかなか売っていない
しばらく蝋燭に火を灯さなかったのですが
今日はなんとなく、
ガスコンロでわざわざ火をつけて
その灯りのなかで、これを書いている

稽古が好きだなぁと思う
試行錯誤が愛しいし
みんながテンパっているのを少しずつフォローできたら嬉しいし
役者が疲労困憊していると申し訳なく思うけど
そんなとき、うまく励ませない
言葉の魔術師になりたいのに、
ハグするくらいしか、できない、力不足な制作さんは
異性にはハグもできないから、
アメリカ人だったらよかったのにねと
とんちんかんなことを、思うのですよ

役者の時間をあんなに拘束するセクションのスタッフには
少しイラッとするし
俳優部としての一員ではなくお客様のようにしている役者にも
イラッとするけど
たくさんの人間が交錯して
稽古頭はあんなに和気藹々としていたスタッフたちが
殺伐として我田引水することしか考えなくなっていく、タスクや責任のなすりつけ合いすら
懐かしくて少し楽しい。

私は、みんなが少しでも笑っていられるように
絡んだ糸を少しずつほどいたり
バラバラの糸を繋ぎ合わせたりして
みんなにニコニコしていられたらいいな

けど、私もきっと殺伐としていて
みんなに迷惑をかけているんだろうな
申し訳ないな

本当は誰もがHAPPYで
お客様もスタッフもキャストも
制作も主催もみんなが
楽しく名残惜しく過ごせたらいいのにね