夜明けを待ちながら

自宅待機中

夜明けを待ちながら夜を想う

きゃーって、
大きな動物や小さな虫を怖がる私に
むこうのほうが怖がってるよ、と
なんでもないように笑うあなたを
ふと思い出す。
守られていた、日々。
いつか、古いものは役目を終えて
世界は新しいものに譲られるけれど
いつだって
あなたを愛おしく思うのです。
今日は二番目の金曜日。

今度はきっと私が守るから、
もう一度会えないかな
でも、やっぱり私はあなたに会ったら
いつもみたいに甘えてしまうのでしょうね。

いつかすべてが
私を取り残して
この世から過ぎ去ってしまうのでしょうか。

ひとりで生きられるもん、と思いながら
誰か、そばにいてほしいのよと
声も出せずに、泣く夜が ある。