夜明けを待ちながら

自宅待機中

夜明けを待ちながら、自分に向き合う

自分の心を削りながら

なるべく傷つかないように防御しながら

仕事をしていたら

いつの間にか感受性がすり減って

鈍くなって

創作意欲なんてものも家に帰ったら寝るだけの人生に埋没していって

いつしか

指の隙間からなんてきれいな消え方じゃなく

いつしか

ふらっと人が蒸発していくかのごとく

気が付いたら、私の手元からいなくなっていった

 

だけど

本当は自分でなにかをしたくて

例えば

自分の身体が思い通りに動いたらいいなと思うし

説得力のある振る舞いをしたいし

自在にTPOに合った声でTPOに合ったしゃべり方をしたい

例えば

脚本や

作詞なんて

まだまだ憧れを捨てきれない自分がいるし

演出家には嫉妬している自分がいる

例えば

漫画で収入を得るとか

好きな絵の具で絵を描くとか

立体物だって作ったり

空間演出だってしてみたい

 

ちょっとだけ、そういうことに

向き合いたいなと

 

思っている

私が私を忘れてしまわないように